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4年生総合的な学習の時間

2023年6月5日 15時20分

4年生は総合的な学習の時間で、防災学習について学んでいます。1学期は身近な重信川について学び、水害や土砂災害から命を守るためにどうすればいいかについて考えています。

5月10日に、東温市歴史民俗資料館の学芸員の方に、重信川と昔の人々の暮らしの様子や、昭和18年の大水害について教わりました。昔は川を歩いて渡ったり、「伽藍(がろ)の渡し」といって、船で渡ったりしていたこと、重信川にも沈下橋があったことなど、初めて聞くことに驚いていた子どもたちでした。

5月15日には、地域の方から、過去の水害で拝志地区が被害を受けたときの体験談や、洪水からの復興工事の際に命を落とされた方々の慰霊碑について、現地で説明をしていただきました。実際にその場所に行くと、学芸員の方に教わったことが本当に昔あったんだ、地域の方は大変な苦労をされたんだ、と実感することができました。

5月31日には、国土交通省四国地方整備局松山河川国道事務所の方から、洪水が起こったときに、どのような人々が命を救うために活動しているのか、重信川を安全に管理するための工夫などについて教わりました。ビデオを視聴して、洪水の恐ろしさを学び、テレビのdボタンや「浸水ナビ」で、早めに情報を得ることが大切であること、「自助・共助・公助」の中でも、自助が特に大切であることなどを教わりました。

その後、実際に重信川を見に行きました。大雨の影響で、いつもは水がほとんどない重信川が、勢いよく流れているのを目の当たりにし、「水がすごく速く流れているね。」「ちょっと怖いな。」などの声も聞かれました。過去に崩れた堤防を直したことや、水の勢いを弱めるための消波ブロックについても教えていただきました。

感想では、「こんなにしっかりと重信川を見たことはなかったです。」「たくさんの人が重信川を守るために働いてくれているので、私も重信川を大切にしたいと思いました。」などの感想が聞かれました。

今後学びをさらに進め、学んだことを新聞にまとめて伝えていく予定です。