ケニアとのオンライン授業(4・5・6年)
2023年3月3日 13時40分3月2日(木)に、ケニアで活動されている日本人の方とのオンライン授業を行いました。
先週、東温市こども権利条約とSDGsについて学んだ高学年の児童たち。災害や戦争が起こったり、環境破壊が進んだりすると、私たちの権利が守られなくなることに気が付きました。また、自分だけでなく、みんなの権利が守られ、幸せに暮らせる社会にするために、自分が果たすべき役割や、自分にできることなどを考えました。
今回は、ケニアの環境問題改善のために尽力されているHさんに直接お話を聞き、ケニアの文化を教わったり、海外から見た日本の生活について考えたりしました。
「ケニアはどこにあるでしょう。」の質問から始まった授業。ケニアでは野生の動物たちがたくさん生息していること、「ニャマ・チョマ」と呼ばれる焼き肉がごちそうであること、スワヒリ語は日本語とよく似ていることなどを教わりました。「日本車は走っていますか。」「どんなスポーツが盛んですか。」など、積極的に質問する子どもたち。
また、ごみの廃棄処理をどう改善していくかや、野生動物と農園との共存問題、貧富の差が激しいので、学校に行けない子やその日の食べ物に困る人がいることなど、ケニアが抱える課題についても教わりました。
授業の終わりには、「ケニアの人はみんな明るくて、協力して生きているよ。貧しくても一生懸命生きていている人が多いよ。」というメッセージをいただきました。
授業後には、「最初ケニアの人は貧しいからかわいそうだと思っていたけれど、みんな助け合ってくらしているんだ、ということが分かりました。ぼくたちと似ているなと思いました。」「Hさんのように、将来外国に行って、誰かの役に立つ仕事をしてみたいと思いました。」などの感想が聞かれました。
子どもたちにとって、ケニアの魅力を知ることだけでなく、ケニアが抱える問題や、人権のこと、そして自分たちの暮らしや将来についても考えることができた1時間だったようです。